不規則なシフトは、他の仕事と両立が難しい
公立の児童館への非常勤勤務が決まったのだが、なにせ給料が安い。
これでは、生活をしていくことはできないので、さらに仕事を増やすことにした。
不定期で入っている、パソコンキッティングの業務と、試験監督業務を、児童館のシフトが空いている日に入るようにした。
しかし、パソコンキッティングは突発的に仕事が入るので、シフトが休みの日に、うまい具合に発生するとは限らない。
試験監督業務は、主に土日の業務が多いため、こちらもシフトと合うのは、なかなか難しいのだ。
自由な時間での請負業務
そうしたなか、かねてより登録していた派遣会社より、自由な時間での業務ができる仕事の情報が入った。
あるキャッシュレス決済の会社から、登録している店舗の利用状況を調査して欲しいという依頼。
主に利用状況が芳しくない店舗に訪れ、利用状況を聞き取り、利用が進んでいない場合は、その理由を、利用をしたいがなかなかできていない場合は、利用促進のための販促物の提供や利用するためのサイトの設定や利用方法のレクチャーを行うという仕事。
与えられたエリアの、指示された店舗に行き、上記の業務を行いスマホで、一定期間内に報告をするというもの。
これなら、自分のペースでシフトの空いた時間でできる。
自分の住むエリアでは、知り合いのオーナーに顔を指すかもしれないので、隣の市を希望エリアとした。
自動車の修理工場から、ケーキ屋さん、夜のスナックなど、あらゆる業種におよんでいる。
それらの休みの曜日、営業時間帯の情報を得て、エクセルでリスト化し、町ごとに分類して、できるだけ効率よく回るようにした。
車だと、駐車スペースの問題やコストの問題から、バイクで回ることにした。
「こんにちは、登録いただいているキャッシュレス決済の●●のサポートです。ご利用の方は順調ですか?」と声を掛け、話を聞きだすのだが、なかには、何かの営業と勘違いされる店もあり邪険にされることも。
「いやいや、営業じゃなくて、登録いただいている決済サービスのサポートなんですよ」と言うと、やっと顔を向けてくれるということも、しばしばだった。
それでも、まだマシな方で、「そんなん、登録した覚えもないし、面倒だから帰ってくれ」と、訪問営業ばりに追い返されることも少なからず。
登録しているお店にしかいかないのだから、店のオーナーもしくは、それなりの立場の人が登録しているに違いないのだが・・・
訪問理由を判ってもらうために、できるだけ務めるわけだが、そんな場合には、”今後の(決済サービス)利用の意思なし”として、店舗訪問をしたという証拠写真(店舗写真)とともに報告を上げる。
決済サービス会社がその店に対して、今後どうしていくのか、までは判らないが、たぶん、営業マンが一定のアプローチを行っていくことになるのだろう。
次の仕事を求めて
何度行っても閉まったまま、登録された所在地に店がない、営業と間違えられ追い返される。
特に飲食店では、営業が始まると、すぐにお客さんが席についていたりして、なかなか会話もできないところも多く調査は難航したが、それでも電話や訪問を計3回繰り返し、一定の報告を上げる。
振り返ってみれば、舌を打ち鳴らすようなこともあったが、自分でスケジュールを決め、誰に指図されることもなく、気楽にバイクで店舗回りができたことは、割と楽しい業務だったように思う。
1件あたり1000円の報酬で、約200件、2か月とは言え、実質稼働20日足らずで、20万円ほどの収入となった。
そんなキャッシュレス決済サービスの調査業務は、指定された2か月でノルマの全店舗の報告を済ませ、完了した。
終わったということは、次の収入の道を探さねばならなくなったということであった。
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